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超絶な Guiterist 達

某音楽掲示板で、こんなテーマが伸びました。
ロックギターだからと言って速弾きやテクニカルなプレイだけがすべてじゃないですけど、魅力の1つではあるよね。立て続けに「これでもか」と聴いてるとだんだん感覚がおかしくなってきます(笑)。探してみたら有名どころのギタリストだけでなく、いるわいるわ限度を超えてもうおかしいとしか思えない人達…そのテーマが「HR/HMの超絶…」だったのでそう言うジャンルが中心だけど、それ以外のジャンルも含めて Youtube の動画を貼ってみます。

掲載list Index
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マイケル・アンジェロ
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スティーブ・ヴァイ
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イングウェイ・マルムスティーン
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マイケル・ロメオ
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クリス・インペリテリ
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ジョージ・ベラス
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ティアゴ・デラ・ベガ
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ジェイソン・ベッカー
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ポール・ギルバート
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マーティー・フリードマン
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エディ・ヴァン・ヘイレン
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ジョージ・リンチ
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ヌーノ・ベッテンコート
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ヴィニー・ムーア
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ダン・ハフ
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ジェイク・E・リー
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ザック・ワイルド
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ニール・ショーン
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ブラッド・ギルス
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ジェフ・ワトソン

Michael Angelo
某所で「野球のスイッチヒッターみたいに左右両利きのギタリストなんていますか?」という質問があった時、迷わずマイケルアンジェロを教えました。
上下にネックが付いたダブルネックギターはたまに見ますが、左右にネックが付いたギターなんて世界中でも使える人はあまりいないだろう。これ、ライブっぽく演ってますが、このPV向けに制作したものですね。
幼少の頃ピアノを習っていたので、左右でギターを弾く事やタッピングを苦にしなかったとの事だが、いや普通はピアノの演奏技術が高かったとしても、ギター弾いたってこんな風にはなりませんっての。ちなみに左右2本ずつX字にネックの付いた4ネックギターも持ってますね。
この人ギターメーカーの企画で、Speed Lives、Speed Killsと題した2つの教則ビデオ(DVD)を出しているのだけれど、始めから最後まで超人的なギターテクニックをひたすら披露するため、世界一教授する気のない教則DVDとも言われているそうだ。これがその「Speed Kills」の一部。2'30"くらいまではまだ驚くところではありません…どうやって弾けっちゅうねん(笑)

Steve Vai
ハードやメタルと言ってしまうと本来この人のスタイルとは違うと思うんだけど、音やプレイだけ聴いてるとそういう傾向を強く感じますね。ま、この人なら何でもこなしちゃうだろうけど。
超絶とかテクニカルと言う前に、この人の音使いってスケールに無いような「ヘンな音」が良く出て来るんだけど、全く不自然さのないままにさら〜っと流れるように弾いてしまう。さすがザッパ門下生というか…音楽性は違うけど「ジミヘン」「ジェフベック」「エディウ゛ァンヘイレン」と通じる天才肌なんだなと思いますね。
で、これはソロになってからと思うけど Billy Sheehan と一緒のライブで、この2人が組むとなんだか凄まじいものがある。こういうの聴いちゃうと「あぁハードロック系の人ね」ってやっぱり思われちゃうわな(笑)

Yngwie Malmsteen
速弾きとか超絶とか言うと、好きか嫌いかは別にしてひとまずこの人はデフォルトで挙げられるだろうというインギー(こう呼ばれるのは好きじゃないらしい。「俺様の先祖は爵位があったんだぞ、そんな風に呼ぶのは…」とかなんとか怒られるかも知れん(笑))
この人の看板曲とも言える Far Beyond The Sun だけど、ライブや近年のプレイではちょっと雑な感じもするんだけど、教則DVDのスタジオ撮りらしく、まだこの曲を丁寧にやっている感じ。
今でこそそれほど驚くような速弾きじゃないけど最初はびっくりしたなぁ。聴き手の好き嫌いはあるとしても、テクニカルなギタリストの多くが最近のシェイプのギター使いが多い中、改造はしているけれどストラト本来の音の性格をキープしたまま HR での1つの完成形的な音とプレイスタイルを作り上げたという事では代表者の1人とは言えるかな。

Michael Romeo
なんとなく先のインギーに似ていると言うか…いや、体型とかアゴの辺りとかって事でなくて(笑)クラシック、特にバッハあたりのスケールで上昇下降したりアルペジオ(分散和音)的に弾くところなんかそうなんだけど、でもインギーはタッピングはあまり使わずお得意のスゥイープの方が中心なんだけど、この人はスゥイープは時おり使うだけで、とにかく高速なタッピングが十八番だ。
インギーのストラトに比べ、ハムバッキングのそれも EMG というアクティブ PU 使っている事で、あのストラトのなんとも言えないクセのある音色じゃないんだけど、結局ギターがどうかよりも「どのように弾くか」が個性を決めると言う事がわかりますな。

Chris Impellitteri
かつて「世界最速ギタリスト」としてギネスブックにも掲載されていたとか(真偽は不明)、今でこそ超速とまでは言わないまでも、超絶ぶりはかなりなもんです(この動画は画質あまりよくないです)。
世間的には「インギーのクローンと揶揄されるほど技巧的な…」との評価とか、インギーもかつて「オレのパクリじゃねぇか」と罵倒したそうだが、こうして聴くと速弾きであること以外は結構タイプ違うよね?。 Youtube にはかつてのグラハム・ボネットととか色々のライブを聴くと「メタル」のジャンルの1種に入れられているようだけど、妙に大衆ウケする商業的メタルと言うか…まだハードロックと言われていたレインボウとか、スコーピオンズとかその延長線的な感じでこの人本来のプレイはこの動画のような音楽スタイルの方が活きているような気がしますね。

George Bellas
インギーやインペリテリが「今でこそ超速とまでは…」ってそうなの?と聞かれると、音楽性や聴き手の趣向は別にして、速さで言えば色々な人がごろごろいるんですよ。例えばこのベラス。音楽的にどうとか、技術的にどうとかって事はもはや関係なく、聴いているとスゴいと言うよりもう「おかしい」(笑)。 この曲はリズムこそラテン系じゃないけど、昔のサンタナを彷彿としますね。ギターも超絶ではあるけれど、情念的でなんとなく日本人ウケしそう…でもなんとなくやりすぎかも(笑)

Tiago Della Vega
インペリテリがかつて最速ギタリストとしてギネスに…じゃぁ今はどうなってるの?というと、38bpsのshreding がウリのデラ・ベガという事になってる。でもこれはこれでスゴいけど、ちょっとなんだかなぁと言う感じ。ライブではこういうソロも見せてるけど、もうちっとメロディアスなプレイの方がいいような気がします。それにしてもトレードマークのギターがヴァイモデルってのはアマチュアじゃないんだからどうかと思うなぁ。もうそこそこ売れてるんだからどこかのギターメーカーと契約ぐらいできると思うけどね。
ちゃんと曲を弾いてるのも出しておこう。

Jason Becker
この人もまたスゴいの弾いてるけど、ジェイソン・ベッカーがお遊びで弾いている奇才パガニーニの5番。パガニーニはバイオリニストだけども、その超絶ぶりに「その作曲と演奏能力とひきかえに悪魔に魂を売った」とまで言われたそうらしい。その難曲をニコニコ弾いている。何度か来日して、ある時楽器メーカー主催のギタークリニックで、考えられないアルペジオを披露していたのも見た事がある。
大変残念な事に彼は「先天性筋萎縮症」という不治の病で闘病中で、現在は車イスの生活だ。その不運に、若くして飛行機事故で亡くなったランディ・ローズと、ギタリストとしてタイプは全く違うんだけれど、その事に天才肌と言う点ではちょっとイメージでダブる。

Paul Gilbert
日本大好きのポール・ギルバート。この人は全曲わたってじゃないけど、クラシカルなフレーズも得意だ。でもインギーのようかと言うと全く違う。音もカドの立った硬い音で、細かい連譜を正確に弾くというイメージが強い。元々はメタル系の人だけど、ソロになってからはかなり幅広い音楽性を聴かせてますね。これは Racer X 時代の曲だけど、とにかくスリリングでカッコいい。
全く関係ないけど、ドラムの人がかつてのシアトル・マリナーズのレフトを守っていたラウル・イパニエスになんとなく似ている…って誰も知らないか(笑)
そしてビリー・シーンとこんな事を…何考えてるんでしょうかねこの人達(笑)

Marty Friedman
日本大好きと言えばおなじみマーティー。メタルバンド Megadeth の元ギタリスト。親日も何も、現在横浜在住。タモリ倶楽部(の空耳のスペシャルの時とか)TV でもたまに目にするよね。日本語も堪能だし漢字も平気だ。ロック界のディウ゛スペクターってところか(笑)

Eddie Van Halen
お次は上のマーティーの番組の最初の方でポールと2人でちょろっと弾いていた「超絶ギターの…」と言うと、先のイングウェイと並んで必ず名前が出てくるエディ。現代のハードロックが好きなギタリストに大きな影響を与えたろう。この人の若い頃の動画は画質が悪くて探すの大変…まぁ家庭用ビデオカメラがそれほど普及していない頃だからね。なのでかなりおっさんになってからの(笑)
それにしても超有名なソロギターの Eruption… Smoke on the water や Hotel carifornia のギターソロ同様、世界中のギター少年達がコピーした事だろう。Youtube でも アマチュアギタリストのこのソロが山ほどアップされている。さながら Eruption 世界大会だ。

George Lynch
さらにこの人の曲も弾いていたので、次は元ドッケンのジョージ・リンチ 。
ドッケンとはウマが合わず揉めたみたいだけど、古くはリッチーとかインギーとか、何かとメンバーとの確執ってのは派手なギタリストの宿命なんですな。

Nuno Bettencourt
ハードロックと言うよりファンクって感じだけど、Nuno(ヌーノ・ベッテンコート)のギターだけ聴いたら音といいフレーズといい充分 HR だよね。なんかノリが良く気持ちいい曲だけど、最初のヌーノとヴォーカルが後から出て来て小芝居するところが笑える。

Vinnie Moore
いや80年代ハードロックってこんな感じだったよね。この人も充分超絶なんだけど、こうして聴くと現代 HR とすると教科書的で、スウィープピッキングによるアルペジオ炸裂だがちょっと速弾きギターとしては渋めだ…なんて思うところが、今はこういう音楽を「やる方」になるのは敷居が高くなったよなぁ。
これは教則 DVD あたりのデモプレイ。

Dann Huff
80年代と言えば ToTo のルカサーが思い浮かぶけど、この人も同じ頃スタジオミュージシャンとして、マドンナ、マライヤ、マイケルジャクソンを始め多数のアルバムに参加している。 本人のバンドもあったんだけど活動休止中らしい。これはその GIANT のスタジオライブ。
さすがスタジオの人らしく、バッキングに回るとしっかり曲をキープしてるけど、いざソロになると凄まじいよねこりゃ。動画の結構後ろの方。

Jake E. Lee
サバスと並んでヘビメタの祖と言えばオジーか。天才と言われたランディー・ローズを飛行機事故で失って、次にオジーが見つけて来たのがジェイク・E・リー。古くはジョン・メイオールとかザッパとかオジーも、新鋭のいいギタリストを次々見つけてくるってのはやっぱ才能だろうか?
映像が悪くリーのギターはわかり難いし、この人タッピングも上手いんだけどこの動画では見られない。オジー時代の雰囲気がちと欲しかったもんで。

Zakk Wylde
もう一人オジーつながりでザック・ワイルド。HR/HM 系の人達がロックアームの付いたストラトかそれを現代的にアレンジしたストラトシェイプのギター使う人が多い中、レスポール系のギターを愛用しているところが逆に新鮮。
他にはゲイリー・ムーアやニール・ショーンってところが浮かぶ。このギター使う人は単に超絶というだけでなく「情念的」というか「熱い」というか気持ち入ったプレイの人が多いような。その2人もそうだけど、超絶系じゃないけど古くはサンタナとかポール・コゾフとか。

Neal Schon
ザック・ワイルドのところで名前出て来たのでそのニール・ショーン。でもレスポールじゃなくてストラトでのプレイ(笑)や、この人も違うギター使う事あるんだと珍しくて。これは Hear 'n Aid Stars でのスタジオでの一コマ。(メタル系ギタリストのみなさんでのチャリティー曲のためのセッションね。)
そもそもジャーニーがかつて「商業ロック」とか、ちょっと派手な売りセンのミュージシャンと言われちゃったんだけど、元々はかなりテクニカルなハードロックバンドだよね。

Brad Gillis
じゃもう一人、オジーつながりでブラッド・ギルス…オジーオズボーン時代よりナイトレンジャーのギタリストの片方と言う方が知られているかもしれないけど。
この人はアーミング、それも普通に揺らすとか落とすだけじゃなくちょいと指先で弾くクリケット奏法が得意技だけど、このデモじゃやってないね。

Jeff Watson
とすれば、ナイトレンジャーのもう一人ジェフ・ワトソン。もちろん言わずと知れた8フィンガータッピング炸裂なんだけど、その後で「だるまさんがころんだ」をやっている(笑)この人もレスポール使いだったね。

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